温もりのある音で「アナログレコード」復活 14年ぶりLPに中古店 きゃりーも限定盤

2014.7.22 10:44

デジタル万能時代だがアナログ音源も根強い人気。パイオニアは14年ぶりにレコードプレーヤーの新作を発売する(田村龍彦撮影)

デジタル万能時代だがアナログ音源も根強い人気。パイオニアは14年ぶりにレコードプレーヤーの新作を発売する(田村龍彦撮影)【拡大】

 スマートフォン(高機能携帯電話)などのデジタル機器で音楽を聴く人が増える一方で、アナログレコードの人気が高まっている。需要を取り込もうと、パイオニアが14年ぶりにレコードプレーヤーの新製品を発表、CD販売のローソンHMVエンタテイメントは8月に中古レコード店をオープンする。デジタル全盛時代に、温かみのある自然な音が見直されている。

 パイオニアは、クラブなどで使用するDJ用のレコードプレーヤー「PLX-1000」(税別想定価格約7万4千円)を9月に発売する。CDでDJ機器に参入した同社にとって、DJ用のレコードプレーヤーは初めて。家庭用を含めても2000年以来の新製品だ。このため、開発には退職したOBも参加し、設計などでアドバイスした。

 梶ケ谷尚(ひさし)・企画部部長は「近年レコードの売り上げが復活しており、国内でも流通が活発になる」と期待する。レコードプレーヤーの市場規模は世界で約21万台で、DJ用はそのうち約4万台。生産をやめたメーカーもあるため、シェア3割を奪いたい考えだ。

 ローソンHMVは8月2日、東京・渋谷に中古レコードの新店をオープンする。

 国際レコード産業連盟によると、レコードの売り上げは2006年に3400万ドル(約34億円)まで落ち込んだが、その後、増加。13年は2億1800万ドル(約220億円)で、90年代後半より増えている。

 「手書きで文字を書く感じ。音質に温かみがある」。レコードでDJプレーを行うDJ KENSEIさんは話す。曲を完璧に再生するCDと異なり、レコードは扱い方やほこりが落ちただけで音が飛んだりして、ライブ感やDJの人間性が出るのが魅力という。

 世界各地でレコード店とアーティストが協力するPRイベントが行われ、日本でも、きゃりーぱみゅぱみゅさんら人気アーティストがレコードの限定盤を発表。

 デジタル機器にない音や大振りのジャケットなど、レコードの良さが中高年だけでなく、若者にも認知されようとしている。(田村龍彦)

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