【Creators’Bonding】 (1/4ページ)

2014.8.2 05:00

一般社団法人moretrees事務局長水谷伸吉

一般社団法人moretrees事務局長水谷伸吉【拡大】

  • 鳥取県智頭町の「moretreesの森」
  • 対談する水谷伸吉さん(右)と土田エグゼクティブ・プロデューサー(撮影:大石一男)
  • フィリピン・キリノ州の植林地にて

 □“森づくり”で創造する持続可能な未来とは?

 ■Creators’Bondingとは?

 工業用シール剤・接着剤メーカー「スリーボンド」の「創造することこそが、社会への奉仕につながる」という理念を体現する文化支援活動。毎年9月29日(くっつく=接着の日)を中心に、才能と才能を“Bonding”する様々な企画を実施。本連載は、各界で創造性を発揮し活躍する多彩な人々とのインタビューを通じ、“創造”について調査・研究していくマンスリー企画。人と人との絆の大切さを再認識する旧連載「くっつく絆メカニズム」を進化・発展させ、“創造”についての理解を加えることで、人類文化の向上に寄与することを目指す。

 「Creators’Bonding」ウェブサイトwww.creators-bonding.com

                   ◇

 ■「森づくりの取り組みを通して、持続可能な暮らしを創造しよう」

 土田:水谷さんは坂本龍一さんが代表を務める森林保全団体more treesの事務局長として、国内外で“森づくり”に取り組みながら国産材を用いたデザイン商品を展開するなどの活動に携わっています。そもそもなぜ、森を守る仕事に就こうと考えたのでしょうか?

 水谷:幼い頃から、将来は環境に関わる仕事がしたいと思っていました。大学で環境経済学を学び、機械メーカー勤務を経て、植林活動を行う団体でインドネシアの森を守る取り組みに関わっていたところ、「坂本龍一が森林保全の活動を始めるため、専任の事務局スタッフを探している」という話を聞いたのが、more treesに参加したきっかけですね。

 土田:森林保全というと、植林よりも幅の広い印象ですが、具体的にどんな活動をされていますか。

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