子育て上手な「じょうづるさん」をあしらったポスター【拡大】
茨城県北部にある里山が広がるのどかな常陸太田市は今、少子化対策に取り組んでいます。4年前に出生率が県内最下位になってしまい、汚名返上しようと、市を挙げての対策プロジェクトが始まったのです。
子育て世代向けの経済支援では「新婚家庭を対象に1世帯当たり月額2万円の家賃助成」や「満1歳未満の乳児1人に対しおむつ代の2万円プレゼント」「第3子から保育料が無料」などの施策が次々に打ち出されました。子供を産んで育てやすい環境を整えれば、若い世代が市に集まり、地域が活性化する、との狙いもあります。
実際、こうした取り組みの結果、出生人口数は2011年の209人から13年には255人へ、転入者数は1066人から1201人に、それぞれ増加しました。
専門部署として今年4月に設置された少子化・人口減少対策課の梶山満係長は「人口減少問題への対策はすぐに結果が出ない課題が多い。今後も粘り強く取り組みを続けていきたい」と話します。
子育て上手な鶴のマスコットキャラクター「じょうづるさん」も登場、常陸太田市が元気な子供の笑い声に満ちた街になるまで、頑張ります!
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【プロフィル】牟田祥子
むた・あきこ 元NHK(水戸・首都圏)リポーター。現在茨城県内を中心にフリーアナウンサーとして活動中。
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