パナソニックが白物家電の基準とする独ミーレのブース。最新の洗濯機を多く出展=5日、ベルリン【拡大】
世界最大級の家電見本市「IFA2014」が5日、ドイツ・ベルリンで開幕した。パナソニックや韓国サムスン電子は、冷蔵庫など白物家電の分野でも省エネ性能やデザインなどを競った。一方、ソニーは画像や音響分野に注力するなど、景気回復期待から各社とも得意分野で需要掘り起こしを図る。
パナソニックは家電が調和する住空間全体を提案。2015年度から欧州で本格展開するビルトイン(備え付け型)キッチンで調理を実演し、独自に温度調節するIHクッキングヒーターやオーブンを紹介した。
また、欧州での白物家電の売り上げが昨年30%伸びたサムスンは、欧州の著名シェフ3人と共同で設計した製品を発表した。温度をLED(発光ダイオード)で可視化したIHヒーターや大型冷蔵庫、食洗機などでブランド確立を狙う。
一方、ソニーは収益の柱となるスマホの新モデルや腕時計型端末がメーン。75インチと65インチ型の曲面4Kテレビにも力を入れる。ハンドルにスマホやスピーカー、後景を撮影するカメラを収納した電動アシスト自転車も参考出品するなど、技術力とアイデアの先進性をアピールした。
IFAの出展者数は昨年比3%増の1538の企業・団体と過去最高を更新した。10日までの期間中に、販売店関係者や一般来場者など20万人以上が訪れる見込みだ。(ベルリン 南昇平)