一方、新型アイフォーンには近距離無線通信(NFC)を使った決済機能「アップルペイ」も搭載。ビザ、マスーターカード、アメリカンエクスプレスと提携し、クレジットカードによる支払いができる。
米調査会社IDCによると、アップルのスマートフォンの世界市場でのシェアは「アイフォーン5」の発売直後にあたる2012年10~12月期には20%を超えたが、今年4~6月期では約12%に留まっている。ライバルのサムスンの約25%に大きく水をあけられており、今回の新製品で差を縮めたい考えだ。
またアップルは開発中とされてきた腕時計型端末も発表するとみられている。2011年に創業者のスティーブ・ジョブズ氏の後を継いだクックCEOが打ち出す初めての本格的な新製品となる見通し。
米メディアは、アップルの特許出願内容や関係者の証言をもとに、腕時計型端末はGPSや地図機能に加え、心拍数や歩数を正確に測ることができるセンサーが備えられ、ジョギングなどの運動量の測定や健康管理に役立てることができると報じている。