次世代旅客機「ボーイング777X」(ボーイング提供)【拡大】
川崎重工業は11日、米航空大手ボーイングの次世代大型旅客機「ボーイング777X」を製造する新工場棟を、名古屋第一工場(愛知県弥富市)に建設する計画を明らかにした。川崎重工の777X関連の設備投資額は、部品を製造する岐阜工場(岐阜県各務原市)とあわせて、平成28年度から3カ年で計二百数十億円規模になる見通しだ。
名古屋第一工場は、航空機の主要構成品や部品の製造を行っており、既存工場の隣接地に新工場棟を建設する予定だ。生産効率の高い自動化ラインなどを設け、最新鋭の工場とする。
777Xは777の後継機で、新型エンジンを搭載。エアバスなど競合する同等機と比べ、燃費は12%程度、運航コストは約10%削減できるなど環境性能の高さが特徴だ。
777Xは、主要構造物の2割強を、川崎重工や三菱重工業、富士重工業など日本企業5社が分担して開発・製造する計画だ。三菱重工は広島工場に777X用のラインを今年度中に着工するほか、富士重工は愛知県半田市に新工場を建設する計画だ。