「誤差3センチ」EVバス運航へ 日本版GPS利用

2014.9.13 09:04

 準天頂衛星を使った「日本版GPS(衛星利用測位システム)」により、電気自動車(EV)の位置を把握する交通システムを東芝が開発したことが12日わかった。16日から同交通システムを搭載したEVバスの運行を、府中事業所(東京都府中市)で始める。東芝によると、準天頂衛星を使った交通システムの実用化は国内初という。

 東芝は日本無線と共同で、GPSの受信装置を開発した。敷地が広く、建物間の移動にバスを利用する同事業所で実用化し、技術確立をめざす。

 米国の衛星を使う従来のGPSは、電波が大気圏を通る際の誤差などで、実際の位置に対し5メートル程度のずれが生じる。

 カーナビなどは、誤差を踏まえて地図データの位置情報を補正しているが、道路などのデータがない民間事業所や、空港の敷地内などでは正確な位置の把握が難しかった。

 準天頂衛星は日本の真上に近い位置から電波を照射するため、建物や大気などの影響を受けにくく、将来的に誤差は最小約3センチまで縮められる。このため、地図データのない敷地内でもバスの正確な位置がわかるという。

 日本の準天頂衛星は現在1機しかなく、電波を受信できない時間帯があるため、当面は従来のGPSと組み合わせて運用する。準天頂衛星が4機体制になる平成30年ごろをめどに、正式に商品化する考えだ。

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