■「健康」「環境」に配慮 ニッチ商品特化
心と体の「健康」「環境」をキーワードに、大手通信販売会社では扱わないニッチ商品を提供してきたライトスタッフ。自分で使ったり、モニターに頼んだりして「これなら」と実感できた商品を紹介、通販カタログ「イキイキ生活通信」も創刊100号を超えた。それだけ消費者に支持されているわけで、藤本邦彦社長は「知名度がないものばかり扱っているにもかかわらず、健康や環境を意識して前向きに生きる人たちに認められた」と自負する。フェアトレード(公正取引)などを通じてアマゾンで生活する原住民の自立にも貢献している。
--通販カタログの印刷・送付部数は
「コアユーザー8000人に送っている。ユーザーは女性が65%で、中でも40代を中心に30~70代の主婦層が主力だ。環境への配慮を意識する知的センスの高い人も多い」
--扱う商品は
「商品は4つの観点から選んでいる。それは健康によい(ヘルシー)、環境に優しい(エコ)、どこでも買えるものではない(希少性)、製造者が真剣にものづくりをしている(信頼性)。会社のロゴマークには火を持つ人間と山、星、太陽、動植物を入れた。人間と自然が一体であることを考えて事業を行おうという心情を表している」
--ニッチ商品に特化している
「ブームに左右される商品は一気に売れてもすぐに廃れてしまう。大手の後を追って『売れる』段階で投入しても遅い。だから扱う商品は選別するしかなく、大手通販でも知らない商品になる。いわば身の丈経営だ。自然、無添加、エコグッズなど約120品目を扱っているが、そのうち10%程度が入れ替わっていく」