【ぐるなびのチョットぐな話】懐かしい味わい「マッサマンカレー」 (1/2ページ)

　食欲の秋。グルメにも新顔が続々。その中で、この秋に注目したいメニューは何だろうか。ぐるなびでは、ユーザーが検索したワードの中から、トレンド性の高いワードを抽出し、それらのワードの関心度や認知度の調査を行い「旬ワード」としてリポート。今後トレンドになりそうなメニューを予測している。

　９月のリポートに挙がってきたメニューは「マッサマンカレー」「台湾まぜそば」「トルティーヤピザ」「クリーミーポテトサラダ」「ハラミカツ」など。そば、カレー、カツなど定番メニューの進化系が登場。この中から、２０代男性で急上昇しているマッサマンカレーに注目したい。

　マッサマンカレーは、タイ南部の一部地域で食べられるカレー。タマリンドという果実から作ったフルーツペーストを使った甘みが特徴。具には豚肉の代わりに鶏肉のほか、日本のカレーでおなじみのジャガイモ、タマネギが使われている。２０１１年に米国情報サイト「ＣＮＮ　Ｇｏ」において、「世界で最もおいしい５０種類の食べ物」で１位に輝き、日本でもじわりと知られるように。今年になってトレンド雑誌で上半期のヒット商品として選出されたほか、テレビ番組でも紹介されたことから注目を浴びている。

　ラグジュアリーな空間で本場タイ料理が味わえると評判の「サイアム　ヘリテイジ～新丸ビル～」（東京都千代田区）では、１１年からマッサマンカレーを提供。華やかさのあるパイナップルの器とまろやかでコクのある味わいが人気となっている。最近になって注文数に変化はあったのだろうか。