呉服・和装ギャラリーはゴールドを基調に高級感のある落ち着いた和空間とした【拡大】
■創業50年迎え銀座にビル開業
「エクセルヒューマン」ブランドで移動式店舗による小売り事業を展開するEHは、創業50年を迎えたのを機に「銀座EHビル」(東京都中央区)を開業した。東京支社を開設するとともに、銀座中央通りに面した1~2階には、蘭ガストラが展開するマリンブランドの旗艦店を設置。3階には呉服・和装ギャラリーを開設した。
同社は今後の50年を見据えた「ネクスト50」という事業戦略を展開しており、認知度のさらなる向上を重点課題として掲げている。日本最大の商業地である銀座に拠点を置くことで「全国への情報発信に力を入れ、ブランド戦略をさらに強化する」(久保田育穂・統括局長)考えだ。
銀座EHビルは地上12階建てで延べ床面積は1012平方メートル。既存の新築ビルをEHが買い上げ、内装を施し開業した。東京支社や店舗・ギャラリーのほかイベントスペースも用意した。
1・2階にオープンする「ガストラ」は117年の歴史を誇る名門ブランド。1階は船の帆や海原の雲をモチーフとした光幕天井と、それに向かってまっすぐに伸びるマストを想起させる階段で構成されており、フロア自体がショーウインドーとなるような店舗デザインとした。
呉服・和装ギャラリーは「豊かな実り=ゴールド」を基調とした高級感のある和空間を実現。大島紬(つむぎ)や加賀友禅など高級ブランドの1点ものばかりをそろえており、「見て触って品質の良さを肌で感じてほしい」(久保田局長)としている。