【Sakeから観光立国】世界規模のワイン教育機関に日本酒コース (1/2ページ)

2014.11.7 05:00

日本酒造組合中央会を訪問したイアン・ハリス氏=東京都港区

日本酒造組合中央会を訪問したイアン・ハリス氏=東京都港区【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 ロンドンに本拠を置き、世界62カ国、600を超える提携校を持つワイン教育機関「WSET」(ワイン&スピリッツ・エデュケーション・トラスト)の日本酒コースが今月、ロンドンで始まった。コース新設では講師研修を農水省が支援するなど、日本政府の期待も高い。

 先月末にWSET最高責任者、イアン・ハリス氏の初来日に合わせて、講師研修に協力している国税庁や日本酒造組合中央会、在外公館で日本酒活用を進める外務省を案内した。

 ハリス氏は、各所での熱心な対応を受け、「われわれの組織が日本酒の海外進出を後押しできたら光栄だ」と応えた。

 WSETは、ワイン専門資格の取得者が毎年5万人を超え、ワインビジネスの人材育成を担う存在だ。同じくロンドンにある「マスター・オブ・ワイン協会」ともイコールパートナーの関係にあり、ワインのトレンドをリードする“超”専門家集団である「マスター・オブ・ワイン」の多くが、WSETの教育プログラムを受けている。

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