【挑む】エコ配・片地格人社長 自転車宅配に特化、女性就労へ環境整備 (1/3ページ)

2014.11.27 05:00

 東名阪地域を中心に主に自転車を使った配送方式で、低価格かつ二酸化炭素(CO2)排出量ゼロを目指しているのが宅配便サービス「エコ配」だ。取り扱い個数は2012年6月期に1000万個を超え、15年6月期は前期比30%超の達成を目指す。急増するインターネット通販の取り込みにも余念がなく、片地格人社長は「世界にも類を見ない、都心型ロジスティクスを目指したい」と語る。

 --環境にやさしい、低価格の宅配便のビジネスモデルを構築した狙いは

 「配達地域や荷物のサイズ、都会に限定した新しいロジスティクスを作ろうとしている。航空業界におけるLCC(格安航空会社)のように、低コストで効率的な配送網を作ってきた」

 --CO2削減に向けた取り組みが、顧客企業から評価されている

 「社員は自転車でリヤカーを引いて、午前中に配達して午後からは集荷をする。環境に配慮しただけでなく、効率的でもある。また、軽自動車やバイクで運送することに伴うCO2の排出分は、排出権を買うことで相殺している。顧客の上位1万社には、CO2の削減にどれだけ貢献したかを数値で示した証明書を渡しており、CSR(企業の社会的責任)報告書に記載されたこともある」

 --IT(情報技術)を活用した物流効率化も考えている

 「電子メールなどで顧客に配達時間などあらかじめ通知し、都合を確かめるような仕組みを考えている。不在宅への配達回数を減らすことで、コスト削減を実現したい」

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