【Sakeから観光立国】ワイン三冠王、日本酒の将来性示す (1/2ページ)

2014.11.28 05:00

モネゴ氏(上段左から3人目)によるドイツワインと日本酒の特別セミナー参加者=10月14日、東京・南青山

モネゴ氏(上段左から3人目)によるドイツワインと日本酒の特別セミナー参加者=10月14日、東京・南青山【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 「酒サムライ」の称号を受けるために来日したマルクス・デル・モネゴ氏による、ドイツワインと日本酒の特別セミナーが先月14日、Jプレゼンスアカデミー(東京・南青山)で行われた。モネゴ氏は1998年のソムリエ世界大会で優勝し、ワイン界の最高峰資格「マスター・ソムリエ」(MS)と「マスター・オブ・ワイン」(MW)の両方を持つ。世界で2人しかいないワイン業界三冠王として知られ、日本酒の造詣も深い。

 セミナーでは、ドイツワイン「シルヴァーナー」「ヴァイスブルグンダー」(ピノ・ブラン)「リースリング」の3品種8銘柄と、日本酒5銘柄をそれぞれ試した。

 ワインはVDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会=1910年創立。所属醸造家のワインラベルにはVDP会員を示す「黒鷹」のロゴマークが付く)が提供したもの。

 日本酒は「浦霞 純米吟醸 禅」「東光 大吟醸」「櫻正宗焼稀生一本」「出羽桜 純米吟醸 出羽燦々」「達磨正宗 1989年」である。

 日本が国策として日本酒の海外振興を進めるには、モネゴ氏のような世界的なワイン業界の重鎮が関わることが望ましいのは言うまでもない。

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