臨時社員総会と経営勉強会の様子。遊技業界の将来に向け、山積する課題への積極対応が必要との指摘が相次いだ【拡大】
パチンコ・チェーンストア協会(PCSA、代表理事・金本朝樹氏)は21日、東京都千代田区のルポール麹町で第13期第2回臨時社員総会ならびに第50回経営勉強会を開催した。
冒頭、金本代表理事は「11月に入ってから嫌な情報が増えた」と発言。遊べる遊技機の第1弾が市場導入されたが期待が大きすぎたこと、衆議院解散により時代に適した風営法の改正に向けた活動が停滞したことを指摘。ただ、前者については「メーカー各社がパチンコホールの要望を受け、遊べる遊技機にチャレンジしてくれることは非常によいこと」と評価した。試行錯誤を繰り返し、顧客から支持を得る大衆娯楽の遊技機の開発と市場投入に期待を寄せた。
一方、後者に関しては、業界の10年、20年後に言及。将来に向けて、風営法改正議連の活動が適正に機能することを願った。
なお総括として「肝心なのはファン人口の増加、のめり込み問題への対応。業界が抱える課題は多い」とコメント。今年1年の動向が11月に集約されたとしめくくった。
また、総会後には第50回経営者勉強会が開かれ、会員はじめ多くの関係者が聴講した。