大規模リコール(無料の回収・修理)に発展したエアバッグの欠陥問題で、タカタが独立した品質保証委員会を設置し、生産工程に問題がないかを調べることが2日分かった。タカタの清水博・品質保証本部シニアバイスプレジデントが3日の米下院公聴会で表明する。
タカタによると、委員会のトップはサミュエル・スキナー元米運輸長官が務める。エアバッグ問題への対応でノーマン・ミネタ氏ら2人の運輸長官経験者が特別アドバイザーに就任したことも明らかにした。
委員会はエアバッグの生産工程を点検し、安全な製品が製造されているかを確認。調査内容を報告書として公開する。
3日の公聴会では、リコール拡大で供給が不足している交換部品について、来年1月以降の増産で「現在予測している需要には対応できる」と説明。リコールがさらに大きく拡大した場合は、他のメーカーに協力を仰ぐ方針も示す。(共同)