中国のファーウェイ・ジャパンは4日、年末商戦向けスマートフォンとして高速データ通信サービス「LTE」対応で通信会社を選ばないSIMロックフリー型の2機種を12日に発売すると発表した。
同社は、今年6月からSIMロックフリー製品を日本で展開し、すでにタブレット端末2機種を含め4機種を投入しているが、今回、最上位モデルの「Ascend Mate7」と、初心者でも使いやすい「Ascend G620S」を発売し、ラインアップを強化する。
「Ascend Mate7」は、6インチと大画面ながら、持ちやすいコンパクトサイズに仕上げた点が特徴。大容量バッテリーも搭載し、長時間の使用を可能にした。
一方、「Ascend G620S」は、5インチディスプレーを搭載し、さまざまな画像撮影が楽しめる機能などを含め、初心者でも利用しやすい工夫を図った。
新製品は、各MVNO(仮想移動体通信事業者)をはじめ、全国の家電量販店やオンラインショップで販売する。価格はオープンだが、市場想定価格は「Ascend Mate7」が税別4万9800円、「Ascend G620S」は2万1800円。
呉波ファーウェイ・デバイス日韓リージョンプレジデント兼ファーウェイ・ジャパン副社長は「SIMフリー製品は来年以降、台風の目になるだろう。対応製品を拡充していきたい」と意気込みを示した。