■「かゆいところに手が届く」提案実践
企業が何を必要とし、それに対してどのようなアプローチができるのか-。この2つを適切に把握できれば、多くの企業が振り向いてくれるだろう。そうした「かゆいところに手が届く」提案を日々実践しているのが、新潟信用金庫本店(新潟市中央区)の霜鳥昇渉外係長だ。
本店は市中心街のメーンストリートの沿線に立地。8人の渉外担当者が4人1組のチームに分かれ、それぞれの担当地域の渉外活動に当たっている。霜鳥氏はそのうちの一つのチームのリーダーとして、部下の指導と自身の活動に取り組んでいる。
霜鳥氏の担当は商店街の集まる古町エリア。個人事業主の飲食店や小売業が多く、古くから事業を営むケースも少なくない。こうした取引先の需要の掘り起こしに注力する一方、霜鳥氏は全店の新規事業所開拓実績で昨年、1位に輝いた。「『企業に役立つことはないか』『経営者はどんな情報を必要としているか』を常に意識し、取引先が新規か既存かにかかわらず、具体的な提案内容を考えてから訪問して話を広げている」