医療関係者の間で評価を獲得したメディカルパーソナルジム「MEDiGYM(メディジム)」が、一般にも門戸を開く。口コミで評判が広がり入会希望が増えたことに対応する。特徴は医学的な理論、知見に基づくプログラムだ。運営する医療コンサルタント会社、メディデントの富田大介社長は「短期のダイエットではなく数年先を見据えた健康を届けたい」と話す。
--医学的理論が基本にある
「本業は医療機関を指導するコンサルタントで取引先や得意先にドクターや管理栄養士など医療関係者が多く、相談や情報などの面で恵まれた環境にあった。自分の経験や知識だけでなく、専門家の助言、指摘をたくさん取り入れてプログラムを構築した。ドクターにモニターとなってもらい、実際に結果を出した上で、行き届いていない点がないか確認した」
--ジム開業のきっかけは
「自分自身の体験がベースだ。一時期急激に太り、効果があると話題になっていたジムに通った。周囲が気付くほどの成果が出たため、さらに満足度を上げるために改善できる点を利用者の立場から点検し、複数の項目を見いだすことができた。これがきっかけだ」
--具体的には
「第1に医学的な説明や理論で信頼度を上げる。第2に通いやすい価格の設定。第3に料金に見合うホスピタリティーを持たせる。第4に食事指導は専門家の監修の下に行う。第5に問い合わせへの回答を怠らず、コミュニケーション能力を上げ、アフターケアやフォローアップ態勢を万全にする。ジムに通いながら考えをめぐらせた。実際2013年の1月にジムに通いはじめ4月には開業させた」
--利用者は、事前に検査を受ける必要があると聞いた
「最初に血液検査などのメディカルチェックを行う。食事制限がありプログラムが適しているかを確認する。ドクターが了解を出したらプログラムを受けられる。仮に適さない場合は、お断りする場合がある。また血液検査の結果次第では提携している大学病院などに紹介状を出し、受診を薦めることもある」