中国の建設機械メーカー大手、三一重工がこのほど発表した公告によると、同社が全額出資する子会社、三一汽車製造とベネズエラ貿易公社(CORPOVEX)は建設機械や車両、部品販売に関する契約を締結、ベネズエラ貿易公社に対して計1億7875万ドル(約215億2900万円)分の製品を販売することになった。コンクリート機械や掘削機、起重機などの建設機械製品や部品などが販売対象となる。
公告によると、三一汽車は12月23日にベネズエラ貿易公社から契約金額の50%の前払いを受けている。今回の契約について三一重工は「ベネズエラは国際的に重要視している地域であり、海外市場の積極的開拓において重要な進展を得たといえる。契約の実施で中南米地域における当社製品の国際競争力とブランド力をさらに強めることになる」との認識を示した。
決算報告によると2013年、三一重工の海外における売上高は108億7400万元(約2110億円)で売上高全体の約3割を占め、14年1~6月だけでも54億3700万元に達している。(中国新聞社)