リクルートホールディングス(HD)は14日、豪州の人材派遣2位、チャンドラーマクラウドと、同5位、ピープルバンクの2社を計約360億円で買収すると発表した。いずれも豪州子会社を通じて発行済み株式の100%を取得し、2016年3月期以降に連結子会社化する。
両社の買収により、リクルートHDは豪州の派遣市場に本格参入する。株式の取得は、チャンドラーマクラウドが4月中旬までに、ピープルバンクが1月末までに完了する。
チャンドラーマクラウドは事務や軽作業、鉱山採掘の分野に、ピープルバンクはITやエンジニアの分野に強みを持つ。両社の事業規模を合わせると、豪州派遣業界で2位となる。
国際的にみても、豪州は、フルタイム換算の派遣社員数を労働人口で割った「人材派遣浸透率」が2.9%と、首位の英国(3.8%)に次いで高い。会見にのぞんだ佐川恵一常務執行役員は「豪州の派遣市場は今後も安定的な成長が期待できる」と話した。