アジア各国のベンチャー支援者との連携ネットワーク構築を発表する國土晋吾代表理事(左)と松井健理事=千葉県柏市【拡大】
起業家やベンチャー企業の支援活動を展開する、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、アジア各国のベンチャー企業支援者11人と連携して、日本主導のベンチャーネットワークを構築した。相互にサポートし合うことで、アジア全域で国境を越えたベンチャー支援活動を活発化させ、アジア発のグローバル企業の育成を推進していく。
TEPは、各国のベンチャー支援者から日本市場に関心のある企業を推薦されると、日本国内のベンチャーネットワークを紹介する。起業支援施設「KOIL(コイル)」と連携して、オフィスを1カ月間無料で貸し出すほか、滞在中はさまざまな助言やサポートを行う。
逆に日本企業がアジアに進出したい場合には、各国のベンチャー支援者から同様のサポートを受けることができる。
同プログラムに集まったのは日本のほか、インドネシア、韓国、シンガポール、タイ、中国、フィリピン、ベトナム、マレーシアの8カ国の大学やインキュベーション施設運営者、政府機関らのベンチャー支援者。日本からは東京大学の各務茂夫教授と、京都高度技術研究所の更田誠・新事業創出支援部次長が参加している。