原油安で泣き笑い 航空・海運は増益 商社・石油の損失1兆円 (1/2ページ)

2015.2.5 20:46

 原油安の影響で、企業業績の明暗が分かれている。原油在庫の価値が目減りしたほか、原油安を背景とした資源関連事業の低迷で、大手石油元売りと総合商社は平成27年3月期に合計1兆円を超す損失が発生する見通しだ。一方で燃料費が安くなるなど、空運や海運会社の業績は上振れている。原油安は原材料やガソリン価格の下落などを通じて個人消費を刺激し、長期的には景気にプラスの効果をもたらすとみられるが、一部の業種では厳しい経営を迫られている。

 「全く予想していなかった」。5日に決算を発表したコスモ石油の滝健一常務執行役員は、急激な原油安に驚きを隠さなかった。平成26年初めに原油価格は指標となる米国産標準油種(WTI)で1バレル=100ドル程度だったが、27年1月には50ドル台を割る水準で推移。1年で、ほぼ半値になったからだ。

 石油元売り各社は原油の備蓄義務があり、原油安は在庫の評価損につながる。コスモ石油が27年3月期の連結最終利益予想を910億円の赤字(従来予想は140億円の黒字)に下方修正するなど、通期は全社が最終赤字に転落する。

 海外の油ガス田に投資する大手商社も、原油安で業績が悪化した。さらに原油安に端を発し、商品市場からマネーが流出。鉄鉱石など他の資源価格の下落に波及したことも、採算悪化に拍車をかけた。

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