パネルディスカッションでは田原総一朗氏が登壇【拡大】
フジサンケイビジネスアイ(東京都千代田区)は19日、大手町のサンケイプラザで「カジノ合法化。そのとき日本の経済・産業は」をテーマにシンポジウムを開催。政治・観光・医療・遊技産業の各立場から、午前・午後にわたり講演とパネルディスカッションでアプローチした。
午前の部の冒頭、基調講演として、国際観光産業振興議員連盟(IR議連)幹事長を務める岩屋毅衆議院議員が登壇。カジノを含むIR法案の進捗(しんちょく)状況について語った。
講演の中で岩屋議員は、昨年の選挙で(議員の)顔ぶれも変わったため、新たに呼びかけて議員連盟を再結成する予定と報告。また、既に政府内に実施法のチームが立ち上がっている状況にあり、各党に再度確認を取って遠くない時期に国会に再提出し、推進法の成立を目指したいと意欲を見せた。
続き、日本にとって望ましいインバウンド観光について、立教大学観光学部交流文化学科の稲垣勉教授が講演。日本はこれまで薄利多売ではないブティック型デスティネーションをつくり出してきたとし、「これがワーカークラスの遊び場である他のアジア諸国とは決定的な違い」と指摘。カジノの建設はそれなりの誘客効果を持つかもしれないが、「日本のインバウンドが作り上げてきた価値を破壊する危険を秘めている」と警鐘を鳴らした。