【東日本大震災4年】「原発に近い街」福島・いわき市、風評消えず… 細る観光業 (1/3ページ)

2015.3.14 06:22

いわき湯本温泉の老舗旅館「雨情の宿新つた」の女将、若松佐代子さん。名湯といわれた温泉街は今なお風評被害に苦しんでいる

いわき湯本温泉の老舗旅館「雨情の宿新つた」の女将、若松佐代子さん。名湯といわれた温泉街は今なお風評被害に苦しんでいる【拡大】

 ■「原発に近い街」客足遠のく

 東日本大震災からの復興を目指す福島県の観光業界は、東京電力福島第1原発の事故に伴う風評被害に今も悩まされている。ただ、「復興の起爆剤」として期待される常磐自動車道が全線開通するなど、交通インフラの整備が進んでおり、旅行業界を中心に誘客イベントなどを行い、観光資源の魅力をPRしていく。

 懸命の復旧で再開も

 小名浜港の青い海が眼前に広がる福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」。震災時に津波が直撃し、建物はおろか電気・排水設備などがめちゃくちゃに壊れた。約20万匹の魚のほとんどが死に絶え、トドやセイウチなど大型動物も一時避難を余儀なくされた。だが、その後の懸命の復旧作業や国内外の水族館からの展示生物の提供によって成し遂げた、わずか4カ月での再開は「奇跡の復活」ともいわれた。

 だが、震災から4年がたったいま、入館者数は頭打ちだ。震災前には100万人を超えた年もあったが、2013年度は約60万人、14年度もそれを割り込みそうだという。「とりわけ家族連れ、団体客が減っている」。観光営業チームの水口弘一リーダー(42)は唇をかむ。最大の原因は約55キロ北にある東京電力福島第1原発の事故だ。

「原発に近い街」というイメージがひとり歩き

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