マックアースが国内で運営している高鷲スノーパークとダイナランド=岐阜県【拡大】
日本最大のスキー場運営会社、マックアースは、スノーアクティビティーをトータルに提案するアンテナショップをタイ・バンコク市内にオープンする。同社にとって初めての海外拠点は、東南アジア初の雪レジャー施設「スノータウン」(7月に開業予定)内に開業。同施設で遊ぶためのスキー用品・ウエアのレンタルや、初心者向けスクールを開講する。
スキーやスノーボードと日本の雪山の魅力をアジアで発信することにより、ウインタースポーツ人口の裾野を拡大し、日本国内へのスキー旅行とスキー場周辺地域への観光誘致を目指す。
マックアースは現在、日本国内に33スキー場、27ホテル・野外教育施設、14グリーンリゾート、6キャンプ場、7ゴルフ場を運営している。この夏にオープンするアンテナショップ内には日本の雪山やスキー場の様子がモニターで上映される予定。またキッズを対象にしたスキー&スノーボードスクール「マックアースキッズアカデミー(仮称)」を開講。インストラクターは日本人とタイ人両方を予定している。
同社がアンテナショップを開業する「スノータウン」は、バンコク大学近くのショッピングモール「ゲートウェイ・エカマイ」内に常設される。約3000平方メートルのスペースの中央部分には400トンの雪を積もらせた広場(約760平方メートル)ができる予定だ。室温は約18度だが雪面付近は5度。入場者はここで雪遊びや月替わりの雪のイベントを楽しめる。
マックアースはこの広場のレイアウト設計にもアドバイザーとして関わった。なお広場の周囲には日本料理店約20店舗の出店も計画され、雪遊びとともに日本の味も堪能できる施設となっている。