ニラク・ジー・シー・ホールディングス(福島県郡山市)は8日、香港証券取引所に株式上場を果たした。同市場での日本のパチンコホール運営企業の上場は、2012年のダイナム・ジャパン・ホールディングス以来、2社目となる。
同社は、福島県最大のパチンコホール企業で、同県や関東圏を中心に55店舗のパチンコホールをチェーン展開するニラク(同)の持ち株会社。上場により約50億円を調達する見通しで、東北地方での店舗拡大や既存店舗のリニューアル、サービスや社内管理のIT化など設備投資に充てる考えという。遊技業界では、メーカーにおける日本の株式市場への上場は実現しているが、パチンコホールの上場は困難な現状。パチンコホールにおいては、香港など海外の証券取引所への上場がスタンダードになる可能性もある。
一方、人気漫画「金色のガッシュ!!」のライセンス料名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課が8日、詐欺容疑で埼玉県ふじみ野市のキャラクターライセンス企画販売会社元会長ら3人を逮捕した件で、被害に遭った大一(愛知県北名古屋市)が同社ホームページに見解を発表した。
同案件については、13年5月下旬に有印私文書偽造、同行使および詐欺事件として警視庁に告訴状を提出していた旨、報告。また、13年3月中旬には当該企業(MEDIL社)とその関係者を相手取って東京地方裁判所に民事訴訟を提起しており、14年10月上旬に大一側の勝訴が確定していることを伝えた。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)