NTTドコモが28日発表した2015年3月期の連結決算は、国内通話を定額でかけられる新料金プラン「カケホーダイ」の導入が減益要因となり、営業利益は前期比22%減の6390億円と最近15年で最低水準に落ち込んだ。
会計基準が異なるものの、ソフトバンクとKDDIを下回り、携帯大手3社で最下位となるのはほぼ確実。売上高は1.7%減の4兆3833億円、最終利益は11.8%減の4100億円とこちらも2けた減益となった。加藤薫社長は「大幅な減収減益となり、責任を感じている」と決算会見で述べた。
今期(16年3月期)は営業利益で6.4%増の6800億円まで回復を図る。最終利益は14.6%増の4700億円と2期前の14年3月期をやや上回る目標とする。