■ゲームの内製化で人材育成
--ゲームソフトのダウンロード販売が伸びている
「在庫の問題がなく収益性は高い。ユーザーが望むかどうかが重要だが、インフラが整い、環境の変化が起きた。当社にとっては大きなチャンスだ」
--『バイオハザード リベレーションズ2』ではエピソードごとの配信も始めた
「1話当たり1000円未満の金額設定にした。新しい販売方法として良かったと思う。クリアするのに時間もかからず、お試し価格で敷居が低い。おもしろかったら全部やろう、ということになる。従来は一物一価だったが、いろいろな価格設定ができるようになった」
--アミューズメント施設の市場動向は
「少子高齢化の影響で、産業としては厳しい環境にあるが、当社のゲームに慣れ親しんでもらう『接点』としても意義がある。砂場やデジタル絵本を備えたキッズ向けの店舗も増やす方針で、集客効果を期待している。安価で身近な施設として見直される可能性もある」
--ゲームの開発体制は
「数年前から内製化を進めている。自前でやることが人材の育成、ノウハウの蓄積につながる。当社における戦略的投資は人材。毎年100~200人の純増となっており、収容するため大阪に新しい開発拠点も設けた。モバイル(スマートフォン向けゲーム)では新しい配信も準備している。海外で遅れている案件もあるが、焦らずにやっていく。会社を着実に成長させることが重要だ」