【フロントランナー 地域金融】みちのく銀行(4)直接取引で中間マージン抑える (2/2ページ)

2015.5.4 05:00

 さらに漁業が抱える最も大きな課題は販路だ。魚は「鮮度が命」のため、水揚げ後には市場にすぐ出荷する必要がある。この点、あおもり海山では冷凍加工することで鮮度を保ちながら在庫を持つことができ、パートナー企業のエー・ピーカンパニー(東京都港区)などの販売業者に直接売ることができる。

 魚介類は通常、魚を水揚げする漁港にある産地市場から東京・築地など消費者に近い市場に運ばれた上で、消費者に届けられる。あおもり海山の事業のように漁業者が産地市場から販売業者や消費者に売ることは、漁業者にも消費者にもメリットが大きい。仲卸業者や運送業者の中間マージンなどが抑えられることで漁業者は高く売ることができ、それでも消費者は安く買うことができるからだ。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp

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