【遊技産業の視点 Weekly View】遊技機メーカーも優勝劣敗の職域に (1/2ページ)

2015.5.16 05:00

 □ぱちんこジャーナリスト LOGOSインテリジェンスパートナー・POKKA 吉田

 マルホン工業(3月12日に民事再生法適用申請)、奥村遊機(4月14日に破産手続開始申立)と、この2カ月で老舗ぱちんこメーカーが相次いで経営破綻するという異常事態になっている。オーストラリアのカジノ用スロットマシン事業者の日本法人であるアリストクラートテクノロジーズ(パチスロメーカー)は今年中に会社を清算してパチスロ事業から撤退することを4月23日に発表した。つまり、遊技機メーカー職域が苦しいのだ。

 今までも遊技機メーカーの経営破綻劇は珍しくはなかった。新規参入したが業績が振るわず経営破綻というのはかなりの数になる。が、老舗メーカーについては別だった。当該メーカーの認知度を利用できる上、型式試験申請についても有利になる(申請枠は決まっており、申請予約が集中すると抽選になるからメーカー名義は複数の方が有利になる)ことから、別の大手メーカーが傘下に収めるということが一般化していた。銀座、タイヨーエレック、高砂電器産業などはこの好例である。また、買収せずとも自ら子会社をつくってメーカー名義を増やすということも多かった。サンスリー、エキサイト、ディ・ライトなどこの例も多くある。

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