インタビューに応じるりそなホールディングスの東和浩社長=18日、東京都江東区【拡大】
りそなホールディングス(HD)が、土日や祝日も住宅ローンの融資を実行するサービスを2015年度中にも始めることが19日、分かった。同社の東和浩社長がフジサンケイビジネスアイとのインタビューで明らかにした。同社は6月にも公的資金を前倒しで完済する計画。「業界初の取り組み」(東社長)によって、住宅ローン事業を強化し、完済後の成長戦略の柱として位置づける。
同社の14年度の住宅ローン実行額は、りそな銀行と埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の傘下3行合算で1兆3500億円だった。15年度は1兆5000億円に引き上げる。
6月には、りそな銀と埼玉りそな銀の住宅ローンのシステムを更新し、申し込みや契約といった一連の手続きを一部電子化する取り組みも始める。融資の審査結果も土日や祝日に分かるようにする。
東社長は「休みの日にも住宅ローンサービスを提供する質的な向上を図ることで、残高も増やすことが期待できる。メガバンクと互角の戦いをしていきたい」と述べた。