【Sakeから観光立国】「日本酒を世界酒へ」 国税庁が経営活性化支援 (1/2ページ)

2015.5.22 05:00

大分県酒造組合員向け経営活性化支援研修で、熱心に筆者の講演を聴く参加者

大分県酒造組合員向け経営活性化支援研修で、熱心に筆者の講演を聴く参加者【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 12日、大分県別府市の「ビーコンプラザ」で熊本国税局主催の大分県酒造組合員向け経営活性化支援研修が開かれ、講師を務めた。研修は、酒類の産業行政を担う国税庁が中小酒類業者の経営活性化を支援するために実施したもの。国税庁が最近、力を入れている日本産酒類の輸出促進や、酒蔵を観光資源としてインバウンド(訪日外国人観光客)を地方へ送る支援に関する内容だったことから、筆者に白羽の矢が立ったようで、大変光栄だった。

 当日は、大分県の酒蔵をはじめ隣接する熊本・宮崎の両県の清酒メーカー39社、特産品の輸出や観光振興を担当する11の関係機関や自治体から約70人の参加があった。講演は「日本酒を世界酒へ」と題し、日本酒の価値と大きな可能性を花開かせるためのこれまでの活動内容を中心に話をした。

 参加者は熱心に話に耳を傾け、講演後の質問は世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)に創設したSAKE部門に関することが主だった。さらに名刺交換の際には自治体の観光関係担当者から多くの前向きなコメントをもらった。

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