日本自動車販売協会連合会(自販連)が12日発表した7月の中古車登録台数は、前年同月比4・7%増の31万9657台で2カ月連続で前年を上回った。だが、台数は1978年の統計開始から7月として過去3番目に低い水準だった。
昨年4月の消費税率引き上げで新車販売が落ち込み、中古車市場に流通する下取り車が減っていることなどが影響したとみられる。
車種別では普通乗用車が8・2%増の14万5785台と高い伸びを示し、小型乗用車も2・3%増の13万150台と堅調だった。
7月の中古車登録台数としては、8年に過去最高の50万7214台を記録。しかし、東日本大震災後の23年に過去最低の29万8451台まで落ち込み、低迷が続いている。
自販連は「市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、依然として冷え切った状態が続いている」としている。