【トップは語る】新日鉄興和不動産 オフィス、マンション両事業で再開発に注力 (1/2ページ)

2015.8.14 05:00

 □新日鉄興和不動産社長・永井幹人さん(59)

 --主力のオフィスビル事業を取り巻く環境は

 「当社が所有するビルの約6割が集中する東京都心3区(千代田、中央、港)のエリアは、空室率が1%台と好調に推移している。景気が好転して企業が採用を増やすなど増床ニーズが高まっているのに加え、コミュニケーションの強化や経営の効率化を目的に、分散している拠点を1カ所に集約する傾向に拍車がかかっている」

 --もう一つの柱であるマンション事業は

 「土地の仕入れが大変難しくなっており、入札だと法外な値が付いてしまう。このため、オフィスビルなどのテナントと退去交渉を進めた上で新築物件に建て替える『居抜き案件』など、大手不動産会社があまり手を出さない領域に焦点を定めて用地を仕込んでいる。また、当社が得意とするマンションの建て替え事業への引き合いは、一段と高まるはず。人員をさらに増強して対応する。不動産業界の中で存在感を発揮するためにも、地域をまとめる経験値は大きな武器だと認識している」

 --2つの事業で注力している分野は

 「再開発だ。現在取り組んでいる赤坂と日本橋以外に、都心3区の5カ所で建て替えに着手する。BCP(事業継続計画)の観点からの需要が根強く、最新の機能を備えたオフィスビルへの人気は高い。場所によってはマンションとの複合型へと形を変えたり、商業施設を組み込んだりと柔軟に対応する。事業の強化に向け、開発企画本部を新設して住宅とビルの開発要員を集めた」

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