企業CSRとフェアトレードの取り組み インド綿農家の生活向上を支援 (1/4ページ)

2015.8.28 05:00

綿花畑が広がるジャムニヤ村の試験農場。フェアトレードとともに無農薬栽培を農民たちに教えている

綿花畑が広がるジャムニヤ村の試験農場。フェアトレードとともに無農薬栽培を農民たちに教えている【拡大】

  • マルコスエクスポート社の縫製工場ではフェアトレード、オーガニック、一般生地が厳格に分けられ製品化されていた
  • 前田京子さん
  • 国際フェアトレード認証ラベル

 ■安定価格維持し教育などに貢献

 企業活動には社会的責任が求められる。それを具現化するCSR活動は、企業が社会的評価を得る必須条件といえる。だが、実態は取り組みに重きを置き成果は二の次。遂行のための戦略も本気度も見えない企業があまりにも多い。その中で意識ある企業の中で広がりを見せているのが、フェアトレード(公正な取引)による途上国支援への活動だ。積極化させているNTTデータの活動を通し、CSRのあるべき姿を探る。

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 ■綿バッグでフェアトレード加速 NTTデータ

 NTTデータは、「フェアな社会の実現に向けた貢献」をCSRの重点項目に掲げ、2007年からフェアトレード活用への取り組みを開始した。

 社員や来訪者へは喫茶コーナーのコーヒーをフェアトレードに置き換え、株主総会に出席した株主へは、フェアトレード認証を得た材料を使用して作ったオリジナルケーキを配り、ステークホルダー(利害関係者)に対するフェアトレード啓発活動へとつなげている。

 昨年10月からは社内用にロゴマークを入れた認証コットンバッグを作り、1枚500円で社員向けに販売を始めた。打ち合わせ時に資料やパソコンを入れる袋として使ってもらうのが目的。どこにでもあるバッグに見えるが、しっかりとした縫製と質の良いコットンの肌触りがあり、商品としての魅力を備えた逸品だ。

 このコットンバッグがNTTデータに届くまでのトレーサビリティー(追跡可能性)をたどってインドの生産者を取材した。そこには悲惨な生活を余儀なくされてきた農民たちの姿と、悪しき商慣習を断ち切ろうとするフェアトレードの取り組みがあった。

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