【ピックアップ】高齢者「ショールーム開放」200回超 (1/2ページ)

2015.8.29 05:00

高齢者のリハビリにもなる試みは今年6月に200回を超えた

高齢者のリハビリにもなる試みは今年6月に200回を超えた【拡大】

 サミー(東京都豊島区)は18、26の両日、豊島区内の通所型高齢者福祉施設の利用者に対し、恒例の「ショールーム開放」を行った。この試みは、同社のCSR活動の一環として2006年6月27日にスタート。9年間継続実施された結果、26日の開催で205回目を迎えた。

 「ショールーム開放」は、パチンコ・パチスロが高齢者の身体・精神機能回復に有効といわれていること、また、社会福祉法人豊島区民社会福祉協議会からサミーの遊技機を高齢者福祉施設活動に積極的に採り入れたいとの申し出があり、実施に踏み切った。

 毎回、施設から車椅子利用者を含む5人から10人の65歳以上の人々がサミー本社ショールームを訪問。パチンコ・パチスロを楽しむのだが、この間、同社社員が高齢者一人一人に対して遊技のサポートおよびレクチャーを担当する。

 なお、遊技後は応接室へと移動。高層ビル「サンシャイン60」の29階より景色を眺めながら、社員と「昔、あそこはこうだった」など土地にまつわる話や世間話に花を咲かせる。

 参加者からは「楽しかった」「ありがとう」と喜びの声が寄せられ、その思いに後押しされる形で200回を超える継続開催を実現。このイベントを心待ちにするリピーターも増えた。また、参加する社員においても、自分たちの提供する製品で楽しむ人々の姿を目の当たりにし、さらに人としてコミュニケーションを図ることで、社会人としての成長が促されている。

 「CSR活動というのは、社会に何かを提供・発信することはもちろん、逆に自分たちが何かを得られる活動であるとも思っている」(ショールーム開放の担当者)

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