遊技機との関係、法的視点、ファンの視点など「射幸性」について多様な意見を交わした【拡大】
パチンコ・チェーンストア協会(PCSA、代表理事・金本朝樹氏)は8月21日、第53回PCSA公開経営勉強会を開催した。「今、射幸性について考える」をテーマに掲げ、エンタテインメントビジネス総合研究所代表の藤田宏氏をコーディネーターに、パチンコメーカーの組合である日本遊技機工業組合技術担当理事の渡辺圭一氏、遊技機メーカーのユニバーサルエンターテインメント執行役員マーケット戦略室室長の長谷川崇彦氏、ぱちんこジャーナリストのPOKKA吉田氏、PCSA法律分野アドバイザーを務める弁護士の三堀清氏、PCSA副代表理事の大石明徳氏がディスカッションを行った。
POKKA吉田氏は、辞書などでは「(射幸性は)楽にもうけたいと思う気持ち」を指すことから、「出玉性能だけが問題ではないし、そういう視点では射幸性は低くなっている」との見解を提示。出玉性能とは別のアプローチで射幸性を上げる必要性を示唆した。
また、渡辺氏は「射幸性は、その時期、時代で波があるもの」とし、第1種偏重で15年以上たついま、そろそろ別の方向性の模索は必然と述べた。