第2回「クールジャパン國酒の会」の出席者たち【拡大】
□平出淑恵(酒サムライコーディネーター)
中部から「國酒」の魅力を国内外へ発信するための「クールジャパン國酒の会」が昨年開催されたのを機に、「中部からクールジャパン発信委員会」が設立された。9回の会合を経て、毎年9月8日を「中部からクールジャパン(9)発信(8)の日」と定める提言書を取りまとめ、同委員会から中部政財界への浸透を図っている。
今月10日、中部からクールジャパン発信の日の記念イベントとして、第2回「クールジャパン國酒の会」が開かれ、中部経済連合会、中部経済同友会に所属している経済人を中心に約180人が出席した。
国土交通省中部運輸局は、中部9県を酒蔵で結ぶ「昇龍道日本銘酒街道推進会議」による活動を進めており、國酒の会にも鈴木昭久局長が出席、上田大輔交通政策部長から取り組みについて、丁寧な説明があった。
会場では愛知県の関谷醸造、澤田酒造、勲碧酒造、盛田、岐阜県の天領酒造、渡辺酒造店、三輪酒造、御代桜醸造、三重県の清水清三郎商店など中部の酒蔵が自慢の日本酒を披露。ミス日本酒、準ミス日本酒らが花を添える中、日本を代表する音楽家の千住明氏や世界コスプレサミット(WCS)日本代表コスプレイヤーらクールジャパンで注目を集めるゲストたちも紹介された。國酒の会の座長を務めるネッツトヨタ名古屋の小栗成男社長は「クールジャパンの名の通り、日本酒と日本を代表するモノとのコラボでシナジー効果を生み出し、今後はインバウンドにも貢献できる企画にチャレンジしたい」と語った。