機種コンテンツにちなんだ一般向けイベントを通じて若年層にアピール【拡大】
景気の低迷やレジャーの多様化により、パチンコ・パチスロファンの減少、とりわけ若年層の参加低迷が指摘される遊技業界。直接、顧客と接するパチンコホールでは、サービス業としてのクオリティーアップや、より手軽に参加できる遊技環境の強化が図られる一方、遊技機を通じてファンとつながるメーカーも、機種コンテンツにちなんだイベントの開催など、ファン拡大に余念がない。
今夏は、能動的なゲーム性から若年層ファンが比較的多く、遊技業界でも参加の窓口としての役割が期待されるパチスロのイベントを複数のメーカーが実施。既存のファンに向けたもの、コンテンツを軸に広く一般に向けたものと、各社各様にピーアールを展開した。
パチスロファンに向けたものでは、サミー(東京都豊島区)が8月29日より新機種「パチスロ北斗の拳 強敵」のファン先行試打会を開催。名古屋、大阪、福岡、札幌、仙台、広島、東京の7カ所で行われ、連日大勢の若者でにぎわった。試打会は「ファン雑誌ライターによる遊技説明」「参加者の試打」「北斗乱舞対決」「抽選会」の4部で構成。試打と並行して行われた「北斗乱舞対決」では、ライターを含めた参加者全員が、新機種の特徴的なゲーム性にちなんだバトルを展開。「抽選会」ではオリジナルグッズや実機の下部パネルなど、ファン垂涎(すいぜん)の景品が多数プレゼントされた。