直営型アフタースクール第１弾　子ども子育て総合研究所が１６年３月に開設 (1/3ページ)

　ミサワホームと保育施設運営のコビーアンドアソシエイツ（千葉県野田市）による共同出資会社、「子ども子育て総合研究所」は直営型の学童保育施設事業を展開する。第１弾の施設を東京・代官山に２０１６年３月に開校。首都圏を中心に年間５カ所程度のペースで開設し、２０年度には約３０カ所での運営を目指し、地域活性化の拠点としても訴求していく考えだ。

　代官山の施設は「コビーアフタースクールプラス代官山」。能動的な体験型学習の「アクティブラーニング」を軸として、子供の好奇心を刺激して自発的に楽しみながら習得できる学びを、プログラムの売り物としていく。

　６階建て商業ビルの１～２階部を活用し延べ床面積は約２５０平方メートルで、１階には幅広い分野の書籍を集めた図書コーナーのほか、図画や工作、実験などに取り組めるスペースを導入した。２階には学習空間などを設けている。これによって「思考力」「コミュニケーション力」「コラボレーション力」「創造力」「教養力」という「５つの力」の習得を目指す。

　また、「日本人としての教養を身につけるため、文化や伝統を体験できる環境を整備」（子ども子育て総合研究所の小林照男社長）。畳を敷いた茶室も用意し、書道や茶道を学ぶことができるようにする。また、子供が興味を持ったテーマについて、書籍やさまざまな人から情報収集し自分なりの専門分野を構築する「博士プロジェクト」も用意する。