【遊技産業の視点 Weekly View】凋落傾向でも出店続くホールの事情 (1/2ページ)

2015.10.24 05:00

 □ぱちんこジャーナリスト LOGOSインテリジェンスパートナー・POKKA吉田

 ぱちんこ屋が新規開店して数年が経過した店を仮に「既存店」と呼ぶ。老舗なら開店から数十年なんてこともあるかもしれないが、3年も経過すれば既存店である。

 この既存店、実はもう何年も前から「前年比売り上げ減」が全国的なトレンドだ。既存店が変わらず採用する設備投資ルーティン(遊技機の入れ替え)だけで前年比増を実現するには、ムーブメントと言ってよいほどの人気になる型式群がある程度必要になるのだが、今はそのような遊技機マーケットではない。毎年、人気型式は出てくるが片手に余るほど少ない。

 こういうとき、それでもぱちんこ屋経営企業が前年比増を実現するためにやることが大きくは2つ。一つは大型の新店出店、もう一つは遊技機以外の設備投資も含めた大がかりなリニューアルである。

 500台以上の新店、特に800~1000台クラスになると新店出店では費用が10億円を超えることも珍しくはないが、それによって新店の売り上げが増えるため、既存店の売り上げ前年比減少幅を数%に抑えることができればどんどん成長していく。

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