接客業に人工知能活用の波 人手不足対策や顧客満足度高める狙い (1/4ページ)

2015.11.5 06:17

店員が持つタブレットに表示された洋服を指で指す買い物客=東京都新宿区の伊勢丹新宿本店

店員が持つタブレットに表示された洋服を指で指す買い物客=東京都新宿区の伊勢丹新宿本店【拡大】

 百貨店などの接客の現場でAI(人工知能)を活用する動きが広がっている。人手不足に悩む企業にとって、サービス水準の維持・向上に役立つとの期待があるほか、先端デジタル技術の活用で多様化する消費者の嗜好(しこう)に素早く対応し、顧客満足度を高める狙いがあるようだ。

 「この洋服のデザイン、お好みなら右、今ひとつなら左の方に画面を指でたどっていただけませんか」。伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)の婦人服売り場で、タブレット端末を手にした女性店員が買い物客に声をかけていた。

 シャツやバッグなど約600枚の婦人服・服飾雑貨の写真の中から10枚を無作為に次々と表示し、買い物客が画面上で指を右に、左に動かす。約10秒後、店員が「このようなデザインの服はいかがでしょうか」と勧めていた。

 嗜好に合う商品紹介

 同店婦人営業部の宮田雅文・計画担当マネージャーは「百貨店の店舗というアナログの世界にデジタルを取り入れることで、お客さまにより豊かなライフスタイルを提案できる」と、AIによるデジタル接客の狙いを話す。

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