日本自動車輸入組合が6日発表した10月のブランド別国内販売台数で、独フォルクスワーゲン(VW)は前年同月比48・0%減の2403台となり、前年から半減した。2カ月連続のマイナスで、下落率は過去2番目の大きさ。排ガス規制逃れ問題によるブランドイメージの低下が直撃した格好だ。
10月の販売で、VWは首位のメルセデス・ベンツ(4109台)だけでなく、BMW(3109台)にも抜かれ、7年1カ月ぶりに3位に転落した。VWグループのアウディも29・4%減の1403台で6カ月ぶりのマイナスだった。
外国メーカー車全体の販売台数は10・0%減の1万7535台。VWの不振が全体を押し下げており、同組合は「年間販売は30万台を超えると説明していたが、達成は厳しい」としている。