中国の李克強首相は25日、江蘇省蘇州で開かれた国際会議に出席した中東欧各国首脳と共に蘇州から上海まで高速鉄道に乗車した。
習近平指導部は現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を掲げ、その柱として高速鉄道の輸出に力を入れており、李氏は中東欧市場の開拓に向けトップセールスを展開した形だ。
中国と中東欧各国の国旗が描かれた特別列車で上海虹橋駅に到着した李氏と各国首脳は、プラットホームで握手するパフォーマンスを披露。李氏は記者団に対し、ハンガリーとセルビアを結ぶ鉄道建設契約に調印したことを明らかにするとともに、今後も中東欧地域での高速鉄道建設プロジェクトに参加していく意向を示した。
中国の高速鉄道について李氏は「中国の装備・技術の総合的なレベルを示している」と強調した。(共同)