金本代表理事。さらなる大衆娯楽化に向け、組織を挙げて邁進(まいしん)する【拡大】
パチンコ・チェーンストア協会(PCSA、代表理事・金本朝樹氏)は19日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で第14期第2回臨時社員総会を開催。
総会の冒頭、あいさつに立った金本朝樹代表理事は、これまでの業界の課題とこれに対する取り組みに言及。業界を挙げた“のめり込み防止”に向けての射幸性の抑制に終始した1年と総括した。
また、高射幸性遊技機の撤去について「自主規制提案によって、高射幸性を抑制するという道筋ができたのではないかと思う」としながら、「高射幸性以外の機種も撤去となれば、深刻な問題」と指摘。マックス機を基本的には最優先で撤去し、それ以外の機種に関してはパチンコホールの負担とメーカーの生産能力など実情を勘案しながら、適切な対応が求められると伝えた。
さらに「われわれホールが行ってきた営業戦略を基本から見直す必要がある」と問題提起。「PCSAはパチンコを大衆娯楽とみている。いまこそ真のファン拡大路線へと転換し、より多くの人に楽しんでもらえる環境へとシフトしなければならない」と訴えた。