「糖質控えめ食品」市場拡大 生活習慣病対策に一役 (1/2ページ)

2015.12.10 05:00

江崎グリコが販売する「糖質offキッチン」シリーズや低糖質のアイスを紹介する担当者ら=東京都中央区

江崎グリコが販売する「糖質offキッチン」シリーズや低糖質のアイスを紹介する担当者ら=東京都中央区【拡大】

 糖質の量を控えめにした食品が次々と登場し、市場が拡大している。「緩やかな糖質制限」が糖尿病や高血圧など生活習慣病対策に役立つとの見方が広がっているためだ。社員の健康管理の一環として低糖質食を提案する会社もある。

 糖尿病予防やダイエットのために低糖質食の知識の普及に努める「食・楽・健康協会」は11月、東京都内で報道陣向け報告会を開催。支援する企業14社の麺類やパン、菓子といったさまざまな低糖質商品がずらりと並んだ。

 通常の食事では1食当たりの糖質量は90~100グラム。これを20~40グラムに抑えるのが緩やかな糖質制限(ロカボ)食だ。ロカボは「Low-Carbohydrate」(低炭水化物)の略で、推奨する同協会代表理事の山田悟医師は「糖質制限で生活習慣病などを防げれば、年間医療費で1500億円近い削減ができる可能性がある」と話した。

 調査会社の富士経済の昨年7月の調査によると、生活習慣病に対する認識の広がりや、糖質を制限したダイエットのブームにより、2013年の「糖質オフ・ゼロ」の食品市場は2275億円。その後も市場は拡大しているという。

 糖質が多く含まれるため敬遠されがちな麺類も、おいしく食べてもらおうと各社が工夫を凝らす。

 江崎グリコは、低糖質アイスで培った技術を生かし、3月にラーメンやパスタなど冷凍麺の商品「糖質offキッチン」シリーズを展開。一般的な麺類より約30%糖質をカット。菓子も加えてシリーズを拡大し、今後2年間で約10億円の売り上げを目指す。

 紀文食品は、おからとこんにゃくでつくった「糖質0g麺」を13年秋に発売。4~9月の売上高は前年同期の約2倍。同社によると、糖尿病患者や家族から「通常の麺は食べられないので、よく購入する」「そうめんと変わらず、おいしい」と好評だという。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。