「くぎ曲げ不正」改善の兆し顕著 6~11月の遊技機性能調査

2015.12.12 05:00

 遊技産業健全化推進機構(代表理事・五木田彬氏)は4日、今年6~11月までの6カ月間の遊技機性能調査の結果(概要)について発表。業界メディアにリリースを発出した。

 資料によると、6カ月の集計では、全国51(延べ124)地区443店舗の715台を調査。打ち出し球数は2006~3701個(平均2960個)で、一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数は318台(44.5%)となっている。内訳は1~3個が188台、4~6個が55台、7~9個が21台、10個以上が54台だった。

 なお、前半の6~8月では258台中96台(37.2%)だったが、後半の9~11月は457台中222台(48.6%)と平均値を上げており、直近の11月では197台中107台、54.3%の遊技台で一般入賞口への入賞が確認された。

 ちなみに、遊技機性能調査の一般入賞口への入賞状況を確認する調査では、1台のパチンコ遊技機において大当たりなどを挟まず、2000個以上の打ち出しが確認できた調査のみを有効としている。

 異常な「くぎ曲げ」が一部の不正なパチンコホールで確認された背景からスタートした遊技機性能調査だが、ここ2カ月の調査結果はともに5割を超えており、改善の兆しが顕著にうかがえる。大当たりを楽しむ側面に傾注することなく、通常遊技での安心感が増しつつあるなか、ファンに優しい遊技環境へのシフトが進められている。

 一方、保安通信協会(理事長・久保國興氏)は2日付で11月の型式試験状況を発表した。11月は、適合(パチンコ36・パチスロ31)、不適合(パチンコ24・パチスロ36)だった。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)

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