【日本発！起業家の挑戦】不利な状況を強みに変える姿勢 (1/6ページ)

　□アドバイザーとのマッチングサービス　ビザスク・端羽英子氏

　起業すると分かるのだが、サービスや製品を世に出すまでの工程は、振り返ると間違いの連続だ。分からないことが多く、経験や知識のある人に教えを乞う場面もたくさんある。しかし、日本では外部の人に助けを求めることが好まれないようだ。会社でも家庭でも、自信のあるリーダーかそれに忠実な従者か、どちらか一方であるべきだとされ、リーダーが助けを求めるのは簡単ではない。

　こうした環境はイノベーションを殺し、起業を妨げかねない。女性起業家、端羽英子氏は『スポットコンサル』という手段でそれを変えようとしている。２０１３年に開始したビザスク（ｈｔｔｐ：／／ｖｉｓａｓｑ．ｃｏ．ｊｐ／）では、１時間からという短時間の電話か対面会議で、実務経験豊富なビジネスパーソンから直接アドバイスを得られる。サービスの特徴や、決して平坦とは言えない起業までの道のりについて聞いた。