□濱口理佳 ワールド・ワイズ・ジャパン代表LOGOSプロジェクト主幹
■対社会の視点携え業界ビジョン構築を
先週は、維新の党所属の初鹿明博衆議院議員が1月19日に提出した「不正パチンコ台の撤去に関する質問主意書」(質問第64)に対する内閣の答弁(答弁書の日付は2月4日)があった。
議員の質問に「不正パチンコ台の撤去」と記されているが、不正という表現は適切ではない。答弁書にも書かれているが、「出荷する時点において既に当該遊技機が属するとされた型式の遊技機と性能の一部が異なる遊技機が含まれていた可能性があることから、そのような遊技機について、今後、回収を進めていく」「(各業界団体が)当該回収に最大限協力するとともに、可及的速やかに当該回収の対象となる遊技機を営業所から撤去する」ということだ。不正、不正とはやしたて、ぱちんこ業界そのものが不正であるような印象を与える報道には違和感を覚えてならないが、正確な情報を業界として先んじて発信できなかったことは残念だ。