遊技機リサイクル協会(代表理事・小田精一氏)は2月24日、東京都文京区の東京ドームホテルで第9回定時社員総会を開催した。
同協会が提供している遊技機リサイクルシステムは、パチンコホールから廃棄遊技機の回収依頼を受け、これに対し適切な最終処分まで一貫した機歴データ管理とマニフェスト伝票管理を実行。廃棄に伴う費用は同協会のシステムに参加する遊技機メーカーに請求される。なお、廃棄遊技機のパーツの一部は遊技機メーカーへパーツリサイクルとして戻されているほか、部材を再加工した製品開発にも取り組んでいる。
現在、同協会のシステムに参加する都府県方面遊協(都府県のパチンコホール組合)は28組合、参加メーカーはパチンコ27社、パチスロ5社となっている。
また、同協会では、システムに参加するリサイクル業者を指定制とし、指定基準の厳格運用に努めるほか、指定後も適切な義務履行が行われているのかを実地確認する。一方、障害者自立支援と高齢者雇用支援への取り組みを奨励。2015年末時点で、指定リサイクル業者17社のうち、障害者の直接雇用や授産施設への作業依頼、派遣就労の受け入れを行っている会社数は17社(35人)で、65歳以上の雇用については45人に上っている。